塾業界の離職率が高い理由と問題の解決策について

 塾業界は、新卒者のうち半数ほどが入社後3年以内に離職をすることが問題となっており、若手の塾講師が働きやすい環境の整備が急務となっています。塾業界の離職率が高い理由としては、年間を通してサービス残業の時間が長くなることや、生徒や保護者との人間関係に悩みやすいことなどが挙げられます。特に、様々な産業の求人数が多い都市部においては、他の地域と比べて離職率が高くなる傾向が見られるため、塾講師として働きたい場合には、待遇や平均勤続年数などにこだわって職場探しをすることがとても重要です。

 そうした状況の中、塾講師のキャリア形成のサポートに力を注いでいる中学受験専門の学習塾などでは、一人ひとりの講師の年齢や指導力、経験などに応じて長期にわたる研修を実施しているところが多くあります。たとえば、生徒数が多く経営が安定している塾では、一人前に各教科の指導ができるようになるまで、先輩の講師によるマンツーマンの指導が行われることもあります。そこで、早期離職を防ぐうえで、就職活動の合間を縫って様々なメディアが報じている信頼できる教育ニュースに目を通したり、実際に各地の塾で長く講師を務めている人の感想を聞いたりすると良いでしょう。